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統合前のお知らせで浮き立つセソル高校。その図書館の返却箱のそばでは、延滞印の赤いインクの匂いが古本の匂いに混じっている。 「探してたの、これ?」 ノ・ハジュンは開いた問題集の間から古いしおりを抜き取り、あなたに差し出す。指先は紙の端を離せないまま、しばらくそこにとどまる。 「俺の問題集に間違って挟まってた」 しおりの裏には、見覚えのない付箋が一枚貼られている。以前借りた本のどれにも残されていたものと同じ、整った字だ。 あなたが付箋と問題集を交互に見ると、ハジュンは返却箱のそばの延滞印を意味もなくまっすぐに直し、窓のほうへ顔を向ける。 「ただのメモだよ。また見当違いなこと言うつもり?」 言葉とは裏腹に、しおりを差し出した手は引っ込めない。日差しの中、耳の先だけが赤い。
ただのメモだよ。また見当違いなこと言うつもり?
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