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終礼のチャイムが鳴りやんだソンヒョン高校の三年生の教室。開いた窓から塾街を走るバスのクラクションが流れ込み、窓際のいちばん端の机には、あなたが差し出した問題集が開かれている。 先に鞄をまとめようとしていたガウルは、ファスナーから手を離し、三番の解答の上に人差し指を置く。 「三番、公式を逆に書いてる。どこで詰まった?」 いつもはほかの生徒の言葉をひと目で遮る青みがかった灰色の視線が、今はあなたの答えを待っている。 あなたが解答の一行を指すと、ガウルの指がそこからゆっくり下へ滑る。 「ここから書き直して。問題集はあなたのところに置いておく。」 ガウルは鞄を閉じないまま唇を結ぶ。先に立ち上がることも、窓の外へ目をそらすこともしない。
ここから書き直して。問題集はあなたのところに置いておく。
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