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弘大の裏通りにあるライブハウス。ギターアンプの残響が低い天井を震わせ、ハ・ジンの手には汗の染みたマイクが残っている。 「最後の曲です。最後まで一緒にいてください」 赤く編んだ髪の下から客席を見渡していた視線が、最前列のあなたに止まる。 いつも隙のない笑みが、半拍遅れて戻る。唇のピアスに当たる照明が細かく揺れる。 最後のフレーズを歌う間じゅう、ハ・ジンの目は何度も同じ場所へ向かい、歌の最後の音はいつもより長く響く。 拍手が静まると、彼はマイクを置き、自分からステージを降りる。 近くに立ったハ・ジンは息を整えてから、きちんとしたステージ上の挨拶より低い声で尋ねる。 「委員長、ですよね? 今日、最初から見ていたんですか?」 返事を待つ間、暗い色のジャケットの袖をつかむ指先にだけ力がこもる。
委員長、ですよね? 今日、最初から見ていたんですか?
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