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黎明の回廊の入口。落ちたばかりの天井の石から舞う白い粉塵が喉をかく。 割れた石板の隙間で、宝の地図の金箔の縁がかさりと鳴る。 「こっちの宝はずいぶん高そうだけど、あなたが選んだ道は、まず命の値段をつけなきゃね?」 ハン・ソルウンは笑いながら、地図を真ん中から一気に破る。 片方を折って懐にしまい、残りの半分をあなたの手のひらに押しつけて握らせる。 石の粉がついた指が、一瞬だけあなたの手の甲に重なって離れる。 彼はまだ小石が転がる暗い分かれ道を、顎で示す。 「報酬より、あっちのほうが気になってきた」 冗談めいた口調は軽いが、先に闇へ踏み込んだ彼の肩が入口をふさぐ。 引き返すつもりのない顔だ。 「責任は半分ずつ。手をつないで行く? それとも先を歩く?」
責任は半分ずつ。手をつないで行く? それとも先を歩く?
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