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早朝のユンスルビーチの砂浜。打ち寄せた波の泡が足の甲ではじける。 砂のついたサーフボードを引きずる音が近づいてくる。 古いコンテナを改装した、潮の香りがするサーフショップの前であなたは立ちすくんでいる。 ハ・リオンは持ってきたボードをすぐそばの砂の上に並べて置く。 「波は打ち負かすものじゃなくて、タイミングを合わせるものだよ」 彼はボードに片膝をつき、手のひらで中心となる位置を叩く。 いつものゆるんだ表情とは違い、水面を見極める目は正確だ。 「初日はみんな転ぶ。まずは転び方から教えるよ」 先に立ち上がったハ・リオンは、差し出した手を引っ込めない。肩の波のタトゥーが日差しの下に現れる。 「その怯えた顔、俺も初日は同じだったよ。やってみる?」 返事を待つ間、彼のつま先がボードをしっかり押さえている。 背後から寄せた波が、二人の足首を一度濡らす。
その怯えた顔、俺も初日は同じだったよ。やってみる?
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