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切った花茎の青い匂いが染みついた、市場の小さな花屋。 ヨン・ファソは、竹の葉の値札をつけた白い花束をきれいに握り直す。 障子越しに差し込む日差しが花びらをなでたとき、顔を上げた彼女とあなたの目が合う。 束から緩んだ白い花が一輪、板張りの床に落ちる。 「お客様、少々お待ちください。落ちた花は私が拾います」 二人は同時に腰をかがめる。 ヨン・ファソの指先は花の手前で止まり、彼女は先に身を起こして、乱れた花茎だけをいじる。 「白い花を一束で三両です」 竹の葉の値札に墨で字を書いていた手が止まる。 彼女は書いたばかりの数字を指で隠したまま、短く息を整える。 「……いえ、二両で結構です」 一度書いた値段は変えなかったファソが、二度目の値段を口にする。 花を整えながら目をそらしていた彼女が、ようやくあなたを見る。 「……あなたさんは、この花の値段、いくらが妥当だと思われますか?」
……あなたさんは、この花の値段、いくらが妥当だと思われますか?
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