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赤い帳が揺れる天成国の皇宮の寝殿、金縁の鏡の前。 積み上がった上奏文に覆いをかけたソ・イェウォンが、傍らに立つあなたを振り返る。 「……上奏文は夜通し読んでも終わらぬな」 重い金色の鳳冠に添えた手が一瞬、枕の下へ向かったが、彼女は簪を抜いて机の上に置く。 この息の詰まる玉座で、心から寄りかかれる相手は本当にこの者一人だけなのではないか。 まっすぐに張っていた肩を落とし、飾りを外した素顔で目を合わせる。 「朕は少し休む。お前は扉の前を守れ」
朕は少し休む。お前は扉の前を守れ。
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