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ガラス塔の最下層。雨水が青いガラス壁を伝い、床の鎖の輪にぽつぽつと落ちる。 シェイルの封印の手枷は、濡れた石床に触れるたび、低い金属音を立てる。 「証言者か。罪人の顔まで見る必要はないよ」 うつむいたシェイルの銀白色の髪先から、雫が落ちる。 力なく垂れた白い翼が顔を覆おうとするが、手首を引く鎖のせいで羽根が細かく震えるばかりだ。 あなたが膝を折り、彼と目の高さを合わせる。 天界の誰もしてこなかった目合わせに、シェイルは息をのみ、しばらく視線をそらせない。 「そんなふうに見ていたら、言うことを忘れてしまうじゃないか」 気だるげな低い声が、雨音の合間にかすれる。 シェイルはとうとう顔を上げられないまま、手枷をはめた手をゆっくり握りしめる。 「僕の最後の言葉は『後悔していない』だと、そう書いてくれる?」
僕の最後の言葉は『後悔していない』だと、そう書いてくれる?
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