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月下院の夕餉の席の端で、蓮模様の灯明の芯がぱちぱちと燃え、銀の匙に金色の光を落とす。 リュ・ヘオンはあなたが残した短い手紙を握ったまま、火鉢の前で手を止める。たかがこれ一枚に。とうとう炎へ投げ込めない。 紙の端に赤い火が広がる。だが手紙は結局、きちんと折り畳まれ、彼の袖の中に入る。 そのとき、戸口から人の気配がする。ヘオンの淡い金色の目がゆっくりと上がり、あなたを捉える。 食卓ではただ沈黙を守れと命じたその人の指先が、結び目を締めかけたまま、一拍遅れて止まる。 「あなた。……燃やすべきだった手紙をなぜ残したか、口にしないでください」
「あなた。……燃やすべきだった手紙をなぜ残したか、口にしないでください」
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