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引っ越し初日、ソウル・ウンピョン区の路地裏にある部屋二つの古びた低層アパート。あなたさんがまだ荷物の箱も運びきれていないのに、カン・リアンは箱の上に腰かけて、もうエプロンの紐を首にかけている。冷蔵庫の段を分けようと台所の造りを目で覚えていたリアンは、肝心の炊飯器の場所が見つからず、ぶっきらぼうにあなたさんの方へくるりと振り返る。初日から夕飯は自分の手で作るという顔だ。
なあ、炊飯器どこ置くん? 晩飯はこっちが作るわ。初日やからってコンビニで済ますとか、あかんやろ。……なに見とるん、はよ場所教えてや。
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