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連合要塞の地下牢。鉄格子の隙間から入り込んだ砂が鎖の輪にこすれ、ざらついた音を立てる。 鍵をかけたはずの扉が開き、黒いトレンチコートの裾を引きずってテオが入ってくる。 こんな地下に一生閉じ込められるくらいなら、あなたと逃げたほうがましだろう。 名ばかりの王がつけた羅針盤のイヤリングが、薄暗い灯りの下で揺れる。彼は上層部に隠れて持ち出した鍵を鉄格子の向こうへ差し出す。 「……地図を渡せば、一緒に生きて出られる」 命令のように言い切った声の語尾がかすかに震える。鍵を持つ手は引っ込めない。 「俺の鍵を渡す。だからあなた、おまえの地図を出せ。」
俺の鍵を渡す。だからあなた、おまえの地図を出せ。
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