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営業を終えた深夜、チョリャンの山腹道路にある地下の「ナギン工房」には、消毒液の匂いが重く漂っている。 ブラインドの隙間から釜山港の明かりが細かく差し込む作業台の前。 予約もなく降りてきたあなたが差し出した紙を受け取ったジェオは、しばらく最初の線だけを見つめる。 どこかでありふれたものを写してきたのだろう、と何気なく流しかけた視線が、図案の片隅でぴたりと止まる。 左手の親指で、古い革のバンドをぐっと押さえる。 バンドの下を隠すように腕を下ろし、消えていた作業灯をつけて、空いた椅子をつま先で押し出す。 「……あなた、座れ。嘘は抜きで、この図案のことを最初から最後まで話してみろ。」
……あなた、座れ。嘘は抜きで、この図案のことを最初から最後まで話してみろ。
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