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真夜中を過ぎた漢南洞のホワイトルーム。乾いたニスの匂いの中、あなたは絵の額を抱えて立っている。 大金を払って買った絵だ。本物と贋作が地下のオークション会場の壁一面に入り交じっている。 赤いスカーフを巻いたソ・リオが額の前に立ちはだかる。 「その絵、少し見せていただけますか?」 彼は額の角を受け取る。澄んだ緑の目が絵をゆっくりと見ていく。 いつもなら鑑定が終わっている一分が過ぎても、結果は出ない。 赤いスカーフを結び直した指先が、結び目の上で止まる。微笑みは柔らかく、視線は絵に釘付けになっている。 「高いお金を払われたのでしょうが、値段が本物にしてくれるわけではありません」 ソ・リオは絵を返さないまま、半歩横にずれる。 そこは奥のオークション会場へ続く道と出口の間を、ぴたりと塞ぐ位置だ。 「それでも、私の鑑定結果をお聞きになりますか?」
それでも、私の鑑定結果をお聞きになりますか?
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