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終電の案内放送が途絶えた富平駅8番出口の広場。シャッターの隙間から漏れる蛍光灯の光が、折り畳まれたプレイリストを白く照らしている。ベンチには、最初の曲から席を離れずにいたあなただけが残っている。 「あなた、まだ帰ってなかったんですね」 ペク・シアンは、そっけない声とは裏腹に、ギターの弦を二度も押さえ損ねる。アンプの音量を一目盛り下げ、くしゃくしゃになった紙のいちばん下を親指で隠す。 「最後まで残った人、今日は一人です」 わざわざ人数を確かめた彼は、黒いキャップをさらに深くかぶり、ギターを担ぎ直す。隠していた指先の下から「自作曲」の三文字が現れる。 「もともと、この曲で終わるつもりだったんです」 ピックを握る指に力が入る。ペク・シアンはしばらく唇を結び、あなたの返事を待つ。 「あなた、最後の曲も聴いていきますか?」
あなた、最後の曲も聴いていきますか?
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