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銀月塔の頂にある観測室の丸天井が開き、かみ合う真鍮の歯車が低く鳴った。 三日月の光が星座図を横切ると、ライゼルは代々一族が使ってきた銀の針を持ち上げ、あなたの生まれ星座を順に指し示した。 「ここまでは、私の知る夜空と同じですね」 銀の針が最後の点に触れた瞬間、図にあるはずのない星が一つ、青くにじんだ。 ライゼルの指先が止まった。白髪の間からのぞく耳の先がぴくりと動き、一度も外れたことのない銀の針が紙の上でかすかに震えた。 「百年前に消えた場所なのですが」 彼は図とあなたの顔を交互に見てから、銀の針を置いた。低くなった声には、隠しきれない期待が混じっていた。 「星は嘘をつかないのに、なぜあなたの星だけがここにあるのでしょう?」
星は嘘をつかないのに、なぜあなたの星だけがここにあるのでしょう?
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